五十嵐ツトムのWCTツアー観戦記 |番外編 | 2016 WCT <EP_1>

五十嵐カノアの父ツトムが、試合に帯同して父親目線で観たリアルで愛のあるツアーレポート。
カノアがCTに入ったルーキー・イヤー(2016)から、名勝負ヒートのエピソードを間近で見ている父ツトムが写真とともに回想する。今だから話せる裏話。初回は2016年ルーキー・イヤー初ヒートの模様。Photo by WAX SUZUKI, TOM IGARASHI | Text by TOM IGARASHI

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Gold Coast, Australia

2016 QUIK PRO – ROUND 1


Movie by @WSL


2016年五十嵐カノアのルーキーイヤー
…..まぁドキドキでした。裏話をはじめます…..


















これがカノアがCTで初めて使用した歴史的なボード






2016年カノアの日本人初のCTルーキーイヤー…..日本どころか世界中で話題に。
ハンティントンのサーフショップのウィンドにはいたるところにカノアのルーキーイヤーを応援する写真が飾らせていました。
世界中のさまざまなメディアからのインタビューを受ける。日本でもカノアのCT参戦を祝福してくれて、カノアも感謝してました
2/17には横浜にて五十嵐カノアの日本人初のCT参戦を祝う祝賀パーティーが。世界チャンピオンのトムキャロルさんもお祝いに駆けつけてくれました。

そしていよいよ幼い頃からの夢…幼い頃からCT参戦をすることを考えて沢山練習したオーストラリア・ゴールドコーストのスナッパーロックスに向けてカリフォルニアを出発!
クイックシルバープロの開催前に開かれたセレモニーにカノアも呼ばれることに。
ステージには凄いメンバー…ジョンジョンにカリッサ、ステファニーにミックさんまで。そんな中、ミックさんも各メディアからカノアの参戦についての感想をインタビューされていた。
2015年….17才でCTクォリファイを決め18才と言う若さでサーフィンの最高峰の世界ツアーに参加する。この若さでクォリファイした選手はほんのわずかだ….
試合の始まる数日から…日本から沢山のサーフィンジャーナリストをはじめテレビスタッフや雑誌記者などがカノアの….いや日本のサーフィン界の歴史的な瞬間を観に集まっていた。
カノアも私達も沢山のメディア対応に追われた。カノアの練習も怠らないようにも充分に気をつけていました。食事にも本当に神経質になってましたね…もしも、って事があるでしょ〜
なにしろ歴史的な事だからさぁ〜…..









あとさぁ〜カノアの背番号が決まらなくて。五十嵐の「50」を使いたいって WSLにリクエストをずいぶん前に頼んでいたのに、2015年にCTを引退したハワイのフレッド・パターチア先輩が「50」だったんですよ〜
なんでフレッド・パターチア先輩の了承を得ないことには使用が出来ないらしく….試合の前の日になってもさぁこの背番号の事がはっきり連絡が来なくてさぁ。。。
っと心配してたら …試合当日…カノアのロッカーに。
サプライズっす!
良かったです!最高。ありがとうフレッド・パターチア先輩ハワイ50〜

フレッド・パターチアさんからの背番号50…50とはハワイアンのパターチアさんにはとても意味深いナンバー。
その理由は、ハワイ州はアメリカの50番目の州だからぁ〜本来なら2年間はパターチア選手が保持して良いナンバーでしたが…..
2016年からはこのナンバー「50」をカノアに譲ってくださいました。感謝。












大大大先輩からのアドバイスも。左は、元世界チャンピオンのPTこと「ピーター・タウンエンド」右は「シェイン・ホラン」



左から勉氏、一人置いて右が勉氏のサーフィンの師匠である蛸操氏。カノアの応援に駆けつけてくれた、



Photo by WAX SUZUKI



カノアのルーキーイヤー、CT最初のヒートでのライディングはぁ〜。
ビデオには残念ながら写ってない。
ヒート開始すぐに…サイズのある波をキャッチ…スナッパーロックスのピークからサイズ有る波を捕まえて猛スピードで加速〜特大のエアリアルを!
って感じのスタートでした。着地がうまくいけば高得点だったなぁ〜
やはりCTでの戦いは全力でやらないとね…..って感じました。
とりあえず…..このヒートを見直してみてくださいね〜

歴史的な…..ヒート。でした。


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