日本人初のISA金メダルを獲得した安室丈（左）。上山キアヌ久里朱（右）は3位で銅メダル。　Photo: Ben Reed/ISA

8日間に渡って宮崎県日向市小倉ケ浜で開催されていた、世界中から選りすぐりのトップ選手が参戦する国際的なジュニアイベント、「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」が去る10/1に閉幕。アンダー16ボーイズで安室丈が金メダル、上山キアヌ久里朱が銅メダルを獲得する快挙を成し遂げ、各国出場選手の順位を合計した国別団体では日本、「波乗りジャパン」が銅メダルに輝いた。

会場となった小倉ケ浜はコンテスト期間中、グッドウェイブが続いた。　Photo: Sean Evans/ISA

安室はアンダー16のボーイズクラスを制した。　Photo: Sean Evans/ISA

さらに、各国代表5人で競い合う対抗リレーの「アロハカップ」では優勝を果たし、金メダルを獲得。これまでのISA大会での実績を大きく上回る結果を残した。

団体戦「アロハカップ」に挑む波乗りジャパン。結果は見事金メダル。　Photo: Sean Evans/ISA

アロハカップはサーフィン＆リレーの団体戦。疾走する上山キアヌ久里朱。　Photo: Ben Reed/ISA

アロハカップ優勝に貢献した川合美乃里。本戦は6位という結果。　Photo: Ben Reed/ISA

2020年の東京オリンピック開催に向けて大きく注目を集めるサーフィンコンペティション。今大会が、これまで行われたISAジュニアイベントで過去最高の参加人数になったことからも、その加熱ぶりが伺える。自国開催の国際的なイベントで、大きな存在感を示した「波乗りジャパン」。今大会に出場した日本代表選手、そして3年後のオリンピックに向けて実力を高めている未来の代表選手たちの、益々の活躍が楽しみで仕方がない。

日本での国際大会で、その名を世界に轟かせた「波乗りジャパン」。　Photo: Ben Reed/ISA

>> 「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」公式サイト


■「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」結果

アンダー18ボーイズ
優勝 イグナシオ・ガンデセン(ARG)
2位 ノア・ヒル(USA)
3位 コディ・ヤング(HAW)
4位 ディラン・モファット(HAW)

アンダー16ボーイズ
優勝 安室丈(JPN)
2位 タロー・ワタナベ(USA)
3位 上山キアヌ久里朱(JPN)
4位 ルーカス・ビセンテ(BRA)

アンダー18ガールズ
優勝 ブリッサ・ヘネシー(HAW)
2位 レイラニ・マクゴナグル(CRC)
3位 サマー・マセド(HAW)
4位 キラ・ピンケルトン(USA)

アンダー16ガールズ
優勝 アリッサ・スペンサー(USA)
2位 ケアラ・トモダ-バナート(HAW)
3位 サマンサ・シブリー(USA)
4位 ガブリエラ・ブライアン(HAW)

団体総合
1位 アメリカ
2位 ハワイ
3位 日本
4位 オーストラリア

国別対抗リレーレース
「Aloha Cup」
1位 日本
2位 ハワイ
3位 フランス
4位 コスタリカ

■日本代表選手の結果
アンダー18ボーイズ
9位 三輪紘也
13位 小笠原由織
25位 大音凜太
25位 西優司　

アンダー16ボーイズ
1位 安室丈
3位 上山キアヌ久里朱
8位 鈴木仁
17位 伊東李安琉

アンダー18ガールズ
6位 川合美乃里
33位 加藤里菜

アンダー16ガールズ
7位 野中美波
9位 中塩佳那