Jack Robinson / Jeffrey’s Bay
極上の波に恵まれている今シーズンのサウスアフリカ。素晴らしいコンディションのなか先日行われたJ-BAYでのCTも記憶に新しい。本誌SURF MAGAZINE『HELLO WORLD』のコーナーで、サウスアフリカのレポートを毎号届けてくれているフォトグラファーのAlan Van Gysen(アラン・バン・ガイセン)が、そんな彼の地の模様を切り取った写真を届けてくれた。Alanの言葉とともに、アフリカの波をスクリーンから味わってほしい。
サウスアフリカで素晴らしい波をスコアしようとするなら、5月から7月にかけて広大な大陸に押し寄せ炸裂するウネリを待つだけ。どの方向にスウェルが向かうかを見て、左に向かうならより冬の色の濃い西海岸へ、右に向かうなら少し暖かい東海岸へ行くといい。西海岸とはつまり荒野の広がるスケルトンベイ、一方の東海岸とは草原があり緑の濃いジェフリーズベイだ。
6月は、世界各地から訪れていたサーファーたちが、ラッキーなことに西海岸、東海岸の両方で、それぞれスウェルを堪能していた。でもこんなことはかなり珍しいケースで、エクセレントな波をシェアし経験できたことに、みんな興奮していたね。
急速に発展していく世界の中で、アフリカは最後の秘境のひとつだと思う。だから、そのワイルドな息吹を直に感じる時、なにか特別で大切なものを見つけたような気がしてくるんだ。ここに紹介したのは、6月から7月の間、僕らが追いかけたふたつのスウェルからの記録。ケープタウンからそんな遠くない場所で出会った、最高峰の波。一か所はナミビア、もう一か所はサウスアフリカで。
ENJOY…
ALAN VAN GYSEN
Alan Van Gysen/南アフリカのサーフィン誌『ZIG SAG』をはじめ、世界中のサーフィンメディアで活躍するフォトグラファー。自身のサーフィンのスキルも確かなもので、トップサーファーからの信頼も厚い。
>>ALAN VAN GYSEN instagram