CALIFORNIA SURF
【五十嵐カノアを育んだカリフォルニア】
<Part_1>

Photo by Kenyu Takahashi
Text by Eisuke Tomiyama

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LAX …
ストーリーはロサンゼルス国際空港から始まる

LAXから自宅への車中、お父さんお手製のとんかつを頬張る。



「LAXはカリフォルニアで二番目に好きな場所。ここから色んなところに出かけて、ここから家に帰る場所でもあるから」とカノア。カリフォルニアの空の玄関口である巨大なLAX(ロサンゼルス国際空港)にはたくさんのドラマとストーリーが詰まっている。
ヨーロッパでの撮影が延び、予定の日程が過ぎて数日が経っても自宅に戻らなかったカノア。正直やきもきしたが、4日遅れでLAXに到着するとの連絡が入った。当日、父親の勉さんにともなって夕方ハンティントンビーチを出発し、夜のフライトで到着するカノアを迎えに出かけた。




愛車AUDIへのサーフボード取り付けはお手の物。親子であっという間に完了。


LAXは、わずかでも路上駐車をすると、巨体の警備員に移動するようせかされる。しかしさすが、何度となくカノアを迎えている勉さんは、近くのスターバックスで時間をつぶし、ターミナルを出る時間ぴったりにピックアップの場所に到着する。ヘッドホンをして道路沿いで待っていたカノア。巨大なボードケースをふたつ、親子で手分けして慣れた様子でアウディのルーフに固定すると、あっという間にLAXを後にした。LAXを出れば、帰宅ラッシュも終盤に近づいた夜のフリーウェイ。カリフォルニアに戻ったことを実感するいつもの景色が広がる。(Part_2へ続く)



※SURF MAGAZINE VOLUME.06より、加筆修正を加え転載。


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