五十嵐ツトムのWCTツアー観戦記
FRESHWATER PRO | カリフォルニア編<Part_3>

五十嵐カノアの父ツトムが、試合に帯同して父親目線で観たリアルで愛のあるツアーレポートをお届けする。今回はケリー・スレーターのウェイブ・プールで行われたWCT第8戦FRESHWATER PRO。
Photo & Text by TOM IGARASHI
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Lemoore, California.

9/20
デイ2
わたくしのルーティーン、朝のヨガからスタバ..











今日から一般の方も大会観戦が出来ます。ホテル内も混雑してまいりました。カリフォルニア早朝から快晴!気温もウナギ登り!ウナギ!
ホテル内はACビンビンで凄く寒い!先週の宮崎から…カリフォルニア…全く異なった環境に身体や頭などアジャストするのには時間がかかる。
宮崎ではホント良い思い出が沢山。すぐにでも宮崎に戻りたい、宮崎の鶏肉を喰いたい!宮崎の牛肉を喰いたい!なんて思う今日この頃。

また東京の思い出も…あぁ良かったなぁ〜故郷はぁ〜遠きにありてぇ〜思うもの〜 っつたって遠ぉ〜過ぎ…
来週からはヨーロッパに移動。もの思いにふけってる暇なし!とりあえず今日のヒートを全開でサポート。








カリフォルニア時間の午後3時頃からラウンド2がはじまります。今日は心なしか風が冷たく感じます。
今のところ17位以内をキープしているそうです。ラウンド2でレフトで少し良い点か出れば9位以内にあがり….セミファイルに進む感じです。
レフトが低い点だからレフトで6点以上出たら9位に上がります。









9/20
ボーナスヒート終了
全く全く全く新しいサーフィンの試合です。サーフィンスタイルから、戦略や身体の使い方など….全くすべて異なった試合なんですよ。
今回も日本からはカノアのみ参戦…VIPエリアも日本人は私のみ….CTも四年目。五十嵐家の存在もずいぶんイイ感じに受け入れていただけてます。カノアの成績も良く昨年はCT世界ランキング10って事で….ましてや現在ランキング7っすから。なんだかんだ頑張ってんなぁ〜ってつくづく思います。これも全て皆さまの有難い熱い強い御声援のおかげです。本当に感謝してます。

とりあえずラウンド1で5.86しかもらえなかったので、ボーナスライドでは7点以上を必ず出さなければトップ10には入れない。チャンスは1本のみ。
普通の試合のプレッシャーとは全く違うに決まってる。サポートするまわりの家族やコーチやスタッフまでピリピリ。
……. 7.53 が出ました!良く頑張りました!
クタクタです。おやすみ。

また明日….









カノアくん最終結果は9位。ランキングも一つ上がり6位に!

9/22 16:39
ハンティントンビーチ


今回のCT第8戦「フレッシュウォータープロ」誰一人と日本人サーフィンジャーナリストっぽい方にはお会いしませんでした。
入場料さえ払えば誰でも世界最高級のプールのサーフィンの試合が生で観戦できるっていうのに何で見にきて研究や情報をし入れようと思わないのでしょうか?…..なので私が今回から日本のサーフィンジャーナリストの代わりにこの場をお借りして、色々とこの未来のサーフィン大会に色々と影響を及ぼすと思われる「フレッシュウォータープロ」を解説させていただく事にします。
今回でこのケリーさんが開発したサーフィンプールの公式試合は3回目になるのかな?1回目が昨年の5月に開催された「ファウンダースカップ」2回目が昨年のCT戦「サーフランチプロ」….っで今回の「フレッシュウォータープロ」私もカノアやキアヌの付き添いでこのサーフランチには10回以上足を運んでます。
さて今回の「フレッシュウォータープロ」前回と少し違ったフォーマットになりました。参加選手はワイルドカードのサーファーを含めた36人です。ランキング上位から振り分けられ、1ヒート6人でトータル6ヒート作られました。この6人で競い上位の2名が決勝にジャンプアップでき、残りの4名x6ヒート(24人)がボーナスラウンドに回れる権利が与えられる。しかし、36人全ての選手のライディングが終了した時点で…..最下位36位から25位の選手(12人)は敗退となる。
「採点方法」ラウンド1で各選手がレフトの波2本とライトの波を2本の計4本のライディングが与えられます。レフトの波2本の点数の高い方1本とライトの点の高い方1本の合計点で競い合います。

って事で早朝のヒートの選手は夕方の選手に比べるとかなり条件が悪いのです。また、レフトの波は水の量が多いと波の掘れ方が弱く….掘れない。掘れないって事はチューブが巻きにくいんです。っで!このサーフランチ早朝は水の量が多いんです…なぜかと言いますと。だいたい前日の夜から試合が始まるまでプールに水が入れられます。朝はプールは表面張力状態パンパンである。海で言う満潮です。なので波が掘れない…..じゃ〜何で午後は水が少ないか?
ひとつに…ヒートをこなすごとにバシャバシャと水が外に出て徐々に水かさが下がる。もうひとつに….カリフォルニアの強い日差しと乾燥によりガンガンプールの水が蒸発するのであ〜る!朝と夕方に水量計を見ると一目瞭然なのであ〜る。
という分析でした。

あと今回….ジュリアンがレフトの波でエアーでグラブして回ってボードをクルリってまわしてスイッチスタンスでのランディング成功….。それと…やはりレフトの波でフィリペがエアーだったかな着地でやはりスイッチスタンスでランディング、スイッチスタンスのままチューブイン….スケートボードの試合ならスイッチは多少点が高い。もしこのフィリペのスイッチチューブライディングが綺麗に抜けてたら?何点がスコアーされるのか?今回のフレッシュウォータープロではジャッジの方々も勉強になったと思いました。
これからのサーフィンコンテストが変わりますよ….次回は必ず日本からも見に来て下さい!特にサーフィン関係者の方勉強になりますよ。これからの日本のサーフィン界のために見にきて下さいね〜。

とりあえず、今回のレポートはここまでっす。
ヨーロッパに行く準備に入ります。
それと今週の金曜からのニューポートビーチでRVCAプロジュニアにキアヌが参戦です!!!
応援よろぴく!




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