五十嵐カノアが、地元ハンティントンビーチで VANS US Open 2連覇の偉業達成

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / morris

HUNTINGTON BEACH, Calif./USA (Sunday, August 5, 2018) – Hometown hero Kanoa Igarashi (JPN) won the 2018 Vans US Open of Surfing presented by Swatch in the World Surf League (WSL) Men’s Qualifying Series (QS) division.

去年の US OPEN チャンピオンで、ホームタウンヒーローの五十嵐カノアは群衆を味方に、Griffin Colapinto (USA)との信じられないファイナルを戦って見せた。そして、地元ハンティントンビーチの先輩 Brett Simpson (USA) が2008と2009に連覇して以来の US OPEN 2連覇を達成した。

五十嵐カノア PHOTO: © WSL / morris

普段はクールな五十嵐の興奮は凄まじく、彼にとってこの勝利がいかにエモーショナルであったかがわかった。
 「去年の勝利が家族、サポートしてくれてる友達のためだとしたら、今年の勝利は、僕を応援してくれ、燃えさせてくれたハンティントンビーチの人たち全員に捧げたい。」
「最後の波は、ほとんど覚えてないんだ。何かを感じて突っ走って、着地したんだ。あの波に立った瞬間、スコアーが出るとわかったよ。未だかつてない感覚。コンテスト中はずっとファイナルのことを考えてた。ラストヒートに向けてコンテスト中ずっとやり続けた。本当にハードなファイナルだった。でもハンティントンは僕に波をくれると信じていた。」とカノア。

五十嵐カノア　PHOTO: © WSL / rowland

一方、五十嵐とのシーソゲームをファイナルで展開したコラピントは、得意のエアーブローテールリバースで終了数分前までリードを保ったが、最後は五十嵐の言う通り、ハンティントンの神様にしてやられた。 コラピントは、「まだQSイベントで勝ったことがないんだ。でもその瞬間に向けて続けてハードに練習しまくるよ。今回、最高の瞬間はファイナルだった。最高なシーソーゲームだったからね。 イベントを通して、リラックスして自分のサーフィンを信じ続けたんだ。」とコメント。

Griffin Colapinto (USA) 　PHOTO: © WSL / morris

ファイナル残り2分で大逆転した、五十嵐カノアの 8.17 の神がかったライディングと、試合後の日本語でのインタビューをどうぞ。

Kanoa IGARASHI from SURF MAGAZINE CHANNEL on Vimeo

この大会の結果、五十嵐はWQS Ranking の3位にジャンプアップ。また、コラピントも4位に順位を上げた。
Vans US Open of Surfing 2018 の結果は以下の通り。

Vans US Open Men’s QS Final Results:
 1 – Kanoa Igarashi (JPN) 15.77 10,000 points
 2 -: Griffin Colapinto (USA) 15.00 8,000 points 

 Vans US Open Men’s QS Semifinal Results:
SF 1: Griffin Colapinto (USA) 15.56 def. Jorgann Couzinet (FRA) 14.67 
SF 2: Kanoa Igarashi (JPN) 13.83 def. Jadson Andre (BRA) 13.67 

 Vans US Open Men’s QS Quarterfinal Results:
QF 1: Griffin Colapinto (USA) 15.27 def. Kolohe Andino (USA) 12.23 
QF 2: Jorgann Couzinet (FRA) 11.80 def. Dion Atkinson (AUS) 11.43
 QF 3: Jadson Andre (BRA) vs. Italo Ferreira (BRA) (Withdraw)
 QF 4: Kanoa Igarashi (JPN) 14.87 def. Seth Moniz (HAW) 11.10

 2018 Men’s Qualifying Series Rankings (After Vans US Open of Surfing) 
1 – Seth Moniz (HAW) 17,550 pts 
2 – Peterson Crisanto (BRA) 17,420 pts
 3 – Kanoa Igarashi (JPN) 17,150
4 – Griffin Colapinto (USA) 14,950
 5 – Jadson Andre (BRA) 14,110 pts

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