KANOA IGARASHI PHOTO: ©WSL / Morris
現地時間8月7日に行われたMEN’S US OPEN of SURFINGのファイナルで、遂にカノア五十嵐が初優勝を収めた。
波数の少ないファイナルヒートの中、ブラジルのTomas Hermesを相手に、カノアはホームであるハンティントンビーチの波を知り尽くしたウェイブチョイスを武器に、最初の1本で今大会最高得点の9.63ポイントを叩き出す。続くバックアップスコアで7.60ポイントを獲得。終わってみればトマスの11.10ポイントに対して、カノアは合計17.23ポイントという圧倒的なスコアで文句なしの勝利。
KANOA IGARASHI PHOTO: ©WSL / Morris
試合後のインタビューに、「やっとこの時が来た!今までの人生で一番大きな勝利だよ!」と興奮の収まらない様子で受け答えると、ビーチに集まった多くのハンティントンローカルから祝福を受けた。
HIROTO OHHARA PHOTO: ©WSL / Morris
またこれまで好調な試合展開を見せていた大原洋人は、Round5でニュージーランドのRicardo Christieに惜しくも敗退。それでも9位という結果を残したことで、QSランキングを8位にアップ。CTへのクオリファイを十分狙える位置で試合を終えた。
SAGE ERICKSON ©WSL / Morris
一方、WOMEN’S CT US OPEN of SURFINGではSage Ericksonが、ツアー初の優勝を飾った。
Round4で3×ワールドチャンピオンのCarissa Moore、クォーターファイナルでランキング2位のSally Fitzgibbons、セマイファイナルでは常にランキング上位に付けるCourtney Conlogue、そしてファイナルでは前年度の優勝者Tatiana Weston-Webbを破っての勝利。
インタビューでは「自分が優勝したなんて本当に信じられない。まわりのすべての人に感謝したいわ!」とその気持ちを表した。
©WSL / Rowland
試合の詳細は以下より。
MEN’S QS Vans US Open of Surfing
WOMEN’S CT Vans US Open of Surfing