いま行きたい日本の旅先①
by 高貫佑麻
四方を海に囲まれた日本には、四季折々、バラエティ豊かな波がまだまだたくさんある。 旅慣れたサーファーたちに「今行きたい日本の旅先」を聞いた全4回のショートインタビュー企画。1回目に登場してくれたのは、ビッグウェイバーとしても知られる高貫佑麻プロです。
国土の約60%が山地という日本。それは同時に川が多いということ。河口の多い四国ではこんなブレイクに出会えるかもしれない。Somewhere in Shikoku Photo: Pedro Gomes
高貫佑麻プロの行きたい旅先とは?
「僕の住む千葉では1年を通してコンスタントにビーチブレイクのいい波でサーフできますが、リバーマウスの特別な波には強く憧れますね。だから行きたい旅先として挙げるなら四国。じつは四国へは2,3回しか行ったことがなく、あまり良く知らないんです。だから河口の波での経験はほぼ無いんですよね。ビジターとして尊敬の念を持ってお邪魔させていただき、極上バレルを体験したいです。
その波のクオリティからか、四国からは歴代日本を代表する素晴らしいサーファーが生まれていますよね。最近のハワイでは西優司や安室丈などが陸で見る姿からは想像できないチャージをみせてます。スキルがとても高くて難易度の高いバレルも簡単にメイクしていますから。若い世代もアツいですね。
これまでに訪れた印象では、四国は海と山が近く、美しい自然が多い。サーフィン以外の自然の楽しみ方もたくさんありますよね。たとえば渓流でのテンカラ釣り、登山、SUPツーリング。次に行った際にはいろいろとやってみたいと思っています。また、ジュニア時代からの先輩やハワイで毎冬一緒にしのぎを削るサーフメイトにも会いたいですね」
トライフィンからクラシックなシングルフィンまで幅広く楽しむ高貫佑麻プロ。
「コンテストをやめてフリーサーファーになった今、楽しみ方はどんどん増えています。今年のハワイではマウイ島のハレアカラ山に単独徒歩で登ったり(標高3055m、総移動距離27km、約10時間)、SUPで探検に出かけたり、心が動いたら写真を撮ったり。日本神道とかも気になってきてます。あとはやっぱり、その土地の人と触れ合わせていただくことですね。日中は一緒にサーフィンして、夜は乾杯。最高ですね(笑)」
高貫佑麻 (たかぬき・ゆうま)/ 1989年生まれ。千葉県御宿町出身、長生郡在住。様々なボードを乗りこなしサーフィンの“FUN”を伝える、ナチュラルな魅力を持ったプロサーファー。冬にはハワイに通い、エピックなパイプラインをメイクするビッグウェイバーでもある。
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