世界で最も有名なハードブレイクと言っても過言ではない、ハワイ・オアフ島ノースショアのパイプライン。
その危険かつ美しい波に、唯一自らの名を刻んだ男、脇田貴之。
プロサーファーである息子・泰地、娘・紗良の父であり、妻・小百合を含め一家全員がサーファー。ハイシーズンの冬になると家族でハワイに拠点を移し、パイプラインに全身全霊をかける生活は27年にも及ぶ……。
ひとつのことに打ち込み、家族とぶつかりあいながらも自分の道を進む脇田の姿。サーフィンの、そしてパイプラインの何が彼をそうさせるのか。1人のサーファーの生き様と、家族との愛の物語を描いたドキュメンタリー映画「WAKITA PEAK」が、10年以上に渡る構想と制作を経て、2017年ついに完成した。
制作にあたり、脇田のためならと、クライド・アイカウやリアム・マクナマラなどのハワイアンレジェンド、ケリー・スレーターらトッププロたちが惜しみなく協力してくれたという。
その劇場公開、国内外の映画祭への参加を制作者たち自らの手で果たそうと、8月末から開始していたクラウドファンディングがあと2週間で終了する。目標額である3,000,000円に向けて、現在集まっている金額は2,317,680円（10/16 8:00現在）。
より多くの人たちへ、サーフィンのソウルが篭ったこの映画を届けるために、みんなで応援しよう!
「これは世界でも最もコアなサーフィンの世界を舞台にしているが、いわゆるサーフ映画ではない。
この映画で描きたいのは、たった一つのことに人生を捧げる男の生き方だ。
自分の夢を追うことが素晴らしいなどと手放しで言うつもりはない。
家族を抱え、思春期の息子・娘たちに全力でぶつかり、将来の不安を抱えながら、それでもなお自分の道を突き進み、時には敗北し、後戻りすることさえできない現実を描く。
それは、将来の不安から諦めてしまった誰かの夢の先にあったかもしれない現実である」
（監督・清野正孝）
清野正孝監督
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