いま行きたい日本の旅先②
by ペドロ・ゴメス
四方を海に囲まれた日本には、四季折々、バラエティ豊かな波がまだまだたくさんある。 旅慣れたサーファーたちに「今行きたい日本の旅先」を聞いた全4回のショートインタビュー企画。第2回目に登場してくれるのは、グッドウェイブを求めて世界中を駆け回るフォトグラファー、ペドロ・ゴメスです。
潮のタイミングが大事な沖縄。リーフブレイク特有の美しくハードな波が多い。Somewhere in Okinawa Photo: Naoya Kimoto
フォトグラファー ペドロ・ゴメスの行きたい旅先とは?
「沖縄に行きたいね。前回訪れた時は島の南の方へ行ったんだ。凄く綺麗な場所で、あまり人がいないところ。地元のサーファーたちは、みんないい人たちでシェイクハンドして仲良くなれたよ。ぜひまた訪れたい。でもあとから聞いたんだけれど、僕が泳いでいた場所はサメが多いらしくて、それは心配。全然知らなかった(笑)。
ちょうど冬の時期で、その時ウネリはあまりなかったけど、潮の動きで胸肩、たまに頭くらいの波になったよ。掘れてて、水はすごくクリア。だけど水温は意外と冷たい。僕は撮影のためにずっと水中にいるから、5mmのフルスーツを使った。サーフィンするには3mmのフルスーツでいいと思う。真冬でも外気は20度以上あって暖かいし。やっぱり過ごしやすいよね。今度はぜひ台風シーズンに行ってみたいな。真木勇人に写真を見せてもらったけど、タヒチとかハワイみたいで、波は本当に大きい。」
海の透明度はアイランドならでは。夏がメインと思われる沖縄だが、実は冬でもコンスタントに波はあるとのこと。
「あと僕が沖縄が好きになったわけは、外国の人が多いところ(笑)。どこにでも英語が書いてあったり、お店でも英語で話せるのが嬉しかった。それは外国人にとってすごい楽(笑)。食べ物も美味しい。
これまでいろいろな場所へ旅してきたけれど、島の人々は本当に優しかった。いつも、『ご飯一緒に行こう!飲みに行こう!』って誘ってくれるんだ。沖縄オリジナルのお酒、泡盛やハブ酒も飲んだよ。それもみんなで朝から(笑)。いいところだよね。
沖縄の伝統的な建物、屋根のスタイルも独特で気になったよ。そんな独自の文化に、いろいろな国の文化が混ざっていて面白い。きっと住みやすいところだろうな」
Pedro Gomes(ペドロ・ゴメス)/ 1978年生まれ。ブラジル・ポートアレグレ出身、千葉県御宿町在住。世界中のサーフィンメディアで活躍するフォトグラファー。水中写真を得意とし、毎冬ノースショアへ通うことをライフワークとしながら、サーフシーンの最前線でシャッターを切り続けている。
instagram >> @pedrogomesphotography
Facebook >> Pedro Gomes
いま行きたい日本の旅先① by 高貫 佑麻
いま行きたい日本の旅先③ by 吉川 “Yossy” 共久
いま行きたい日本の旅先④ by TAMAO