五十嵐ツトムのWCTツアー観戦記
ハワイ編<Part_3>

五十嵐カノアの父ツトムが、試合に帯同して父親目線で観たリアルで愛のあるツアーレポートをお届けする。
いよいよ2018 WCTツアー最終戦|BILLABONG PIPE MASTERS。2018年の目標である【年間ランキング10位】を獲るために五十嵐カノアがパイプラインに挑んだ。
Photo by TOM IGARASHI & WAX Suzuki | Text by TOM IGARASHI

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Pipeline,North Shore Oahu, Hawaii.

12/14 6:00
コーヒーを入れてコール待ち…幼なじみのオーストラリアはゴールドコースト在住のサーフィンフォトグラファーワックス鈴木はすでに大会会場にてスタンバイ。


この試合で引退のレジェンドJoel Parkinsonとヒート後熱いハグ。Photo | WAX Suzuki





情報によると昨日よりややサイズダウン、すでに風も吹いていてイマイチのコンディション、と連絡がはいる。
やはりWSLのウェブで7:30のコールから10:30のコールに変更…今日も厳しいかな?
サーフィンがオリンピック種目に決まるまで、カノアは何度もニューヨークに足を運んびプレゼンテーションをしました。カノアが熱くサーフィンのことをスピーチしたのが良かったんです。その事をいちばんわかって感じているのはカノア本人だと思います。世界のサーフィン界のため、又、日本のサーフィン界のために…..やはり今日も試合は無し…大会会場ではカノアの出番を待つファンの方達が沢山いました。しかし、このコンディションでは…
とりあえず明日は再び試合開始っす!
おやすみっす


Photo | WAX Suzuki



Photo | WAX Suzuki



ワックス鈴木氏の写真。カノア9歳
10歳ころオーストラリアのディーバーにて



Photo | WAX Suzuki





12/16 とりあえず反省から
おつかれ様です。昨日の試合の反省… やはりあのやっかいなコンディションの中、パーコさんがアンダープライオリティでの8点代スコア… あのヒートの前後に8点代を出す波は無かった。
パーコさんの8点のアナウンスを聞いて…このシュチュエーションで勝ちを取るにはやはり、8点代をスコア出来る波を取るしかない。沢山波は来ていたが、全て4点代しか出せそうにない波…..8点代を出せる波波波波波って感じでした。
波のコンディションがとても厳し状況でした。







12/17…. ここまでのハワイを振り返って…. やはり、ハレイワ、サンセット、パイプ、全てハワイらしいダイナミックな波質です。波のパワーにはびっくりです。
カノアもCT最初のルーキー(18才)年から比べるとずいぶん身体が大きくなってます。大きい波でも体重が板に伝わり、レールがしっかり入ってきてます。
徐々に結果が出てきているのも、身体の成長があるからだとも思います。
またラウンド2でのキアヌ・アシンとのヒートでは、厳しいコンディションの中、頭脳戦でした。プライオリティの順番や、時間配分…などなど、カノアの豊富な経験や精神的に成長した試合運びでした。
今年は、身体とともに、頭脳も成長してることが見えた年でした。まだ21才、まだまだ成長します。これからが本当の勝負だと思ってます。
あと楽々10年は行きます。
今日までのCT3年間は、カノアにとっても私にとっても未知の領域でした。この3年間は全てこれからの為の経験でした。





家族でタウンへショッピングへ。リラックスタイム。



2018年WCTランキングで、カノアはトップテンキープです。最終10位!!ヤバイっす世界サーフィンランキングトップテン!!
最高。
パイプマスターズの片付けを横目でみながら……波をチェック。再びサイズアップ!
コンディションがあまり良くないため、ワイキキやアラモアナへクリスマスショッピングに …


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